Purpose

レトリバーに対する思い・・・

20年前・・・レトリバーという犬種をあまりよく知らなかった頃「オルフェウス号(コールネーム:ヴェン)」と出逢いました。

ブリーダーのところへ行き、仔犬を「かわいぃ~~~♪」とだっこしてしまった私。

あまりの可愛さに欲しくて欲しくて欲しくて欲しくて欲しくて・・・正しく衝動買いと言うやつです。

そのときの彼の価格は「30万円」とっても高い買い物です。

ブリーダーは

「こんな犬は滅多にいないよ。とても良いショードッグだ!!ショーに出すなら20万円でいいよ」

と言いました。

「20万円」でも高い買い物です。

ですが・・・私はヴェンの瞳に取り憑かれてしまい入金もせず、気づいたら自宅にヴェンがいました。

後日、きちんと入金はしましたよ(^^;; 

それがラブラドールレトリバーとの出逢いです。

ヴェンは頭がよく、食欲旺盛ですくすく成長しました。

シーズーのイヴの事が大好きでした。

体の小さなイヴに、優しく接していました。

そのヴェンを私達家族は、ショードッグにするために訓練所に預ける事にしました。

デビューは関東CH決定審査会。

本番の日本CH決定審査会の練習です。

結果は4頭中4番・・・ビリです。

だけど審査員は「良いラブだね(*^。^*)」と言ってくれました。

それなら次はいけるかもと期待しました。

しかし、東京江戸川河川敷で、

行われた日本CH決定審査会の成績は20頭中20番・・・またまたビリです。

私は「どうして?良い犬じゃないの??」

ヴェンに罪は無いのですが、私はショックでした。

いつもビリのヴェンが可哀想でした。

だけど、ヴェンはいつものヴェンです。

いつもの様に、シッポをブンブン回しているのです。

私がただ単に「高いラブは良い犬だ!!」と思い込んでいただけなのです。

ラブは、頭が良くて当たり前・・・

だって盲導犬や警察犬になる犬種だから・・・

滅多にいない良い高いラブならチャンピオンになるのが当然と大きな勘違いをしていたのです。

ラブラドールに対しての、勝手な先入観を持っていたのですから・・・

ヴェンは優しく頭がよく、すごくデリケートで体の大きな男の仔でした。

ブリーダーの下で、繁殖されたからか、病気だけはしない仔でした。


ヴェンは、ある日交通事故で2年と4ヶ月の短い生涯に終止符を打ちました。

彼は、ラブラドールレトリバーという犬の良さを教えてくれました。

犬は、人間より素直でまっすぐな動物なんです。

犬をあまり知らなかった私に、ヴェンが残してくれた物・・・

ラブラドールレトリバーと言う犬の良さ・・・

それは「ラブラドールレトリバーのスタンダード体型?」

「チャンピオンを取れる容姿はどんなものか?」そんな事では有りません。

確かに容姿・体型がよければショードッグにはなれると思います。

しかし実際のところ見た目はどうでもいいのです。

私がヴェンに教わったラブラドールの良さ、

それはラブラドールは人間が大好きで、人間に対して素直だと言う事です。

「そんな事知っているよ」

と言う方が多いかもしれませんが、

これはレトリバーを飼った人が最初に気づくところであり、最も大事な事なんです。

犬が人間を信頼し、頼ってきているのにそれに気づいてあげられなくては、

飼い主として失格です。

ですから、私達は本来誰にでも犬を売ってはいけないのです。

飼い主を見極め、本当にレトリバー(大型犬)を育てられるのか?

本当に仔犬が幸せになれるのか?を判断しなければいけないのです。

それがブリーダとしての務めであり、ヴェンへの恩返しだと思ってます・・・。

今はラブラドールのブリーディングはお休みし、ゴールデンだけになりましたが、

初心を忘れずに優しく健康な仔犬を、皆さまにお届けできるように精進して参りたいと思っています。


最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m